訃報。ぐっちーさん。

今朝のメールで飛び込んで来た訃報に驚きました。食道がんだったそうです。世間一般にどのくらい知られているのかわかりませんが、アエラや東洋経済オンラインに執筆されていたのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

ご自身で運営されていたサイトは↓です。

https://guccipost.co.jp/blog/gucci/?p=7233

確かモルガンとか海外の投資銀行のキャリアを経てここ数年日本に活動の場を移し主に地方創生に力を入れておられました。ここで言う地方創生はよくメディアに乗るようなものとは一線を画し、地方が税金の力を借りずにいかに稼ぎ、自立することが大事かを第一に考えておられたと思います。有名な事業としては岩手県の紫波にあるオガールプロジェクトが真っ先におもいつきます。もちろん、これはこれで関係者の中では有名な成功事例なので、メディアにものっていると思いますが、ふるさと納税や、他の行政の力を借りた案件とは本当に一線を画すしっかりとしたプロジェクトのように思います。

https://ogal.info/

紹介記事がこちら。

https://www.huffingtonpost.jp/2014/09/10/shiwa_n_5795002.html

推測ですが、おそらくご自分の病気や余生のことを考え、自分ができること・すべきことを考え、日本にもどって活動をされていたのではないでしょうか。自分は、有料のメルマガを購読させていただいただけでしたが、今おもえば一度お目にかかりたい人の一人でした。なくなる直前まで病気のことは、まったく感じさせない文章で、ドクターストップがかかるまで執筆活動をつづけられていたそうです。すごいなと思います。

自分自身、このブログをやる理由の一つが、定年が現実感をともなって見えてくる（きた）年齢にさしかかり、これから自分の人生をどうすごすべきなのか、過ごしたいのかと考え始めたことでした（その割にはまだそれに関する記事は書いてませんが。。。）。一国の総理になっても、大統領になっても、会社の社長になっても、死ぬときは一人切りです。ぐっちーさんのようなすごく大きなことはできないかもしれませんが、仕事では確実にやり遂げたいことがあり、プライベートでも大事にしたいことがあります。今まで、いろいろありましたが、とても恵まれている人生だったとおもいますので、少しでも周りの人や、できれば、日本という国や世界にも、お役にたってご恩返しがしたいなーとおもっています。いうことがでかい (^_^;) ですが、そんな大それたことをおもっている訳ではなく、たとえば、震災にあった地域のものを買って食べるとか、旅行に行くとか、いまだと千葉にゴルフにいくとか、そういうことでもいいのだと教えてくれたのがぐっちーさんでした。そうすることにより経済がまわり、その地域の人が税金にたよらず、自立していく。それこそが大事なことなのだと。

思えば、自分の子供に望むことも精神的・経済的自立なんですよね。大きな目でみたら、同じ事なのだとおもいます。

人生、「座って半畳、寝て一畳」。とてもすきな言葉です。死ぬ瞬間まで、活き活きと生きていたいとおもいます。そのお手本になるような大先輩のぐっちーさんでした。心からお悔やみ申し上げます。

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